2014年度から、学生採用を開始する時期を後ろ倒しとする方針が政府や経団連から出てきました。学生は学生の本分である学業に集中し、就職については学業のめどが付いた4年生からということです。

このことの賛否は別にしても、中小企業にとっての採用活動に大きな影響があることは間違いないでしょう。

しかし、これまで多くの中小企業の採用活動を見ていて、目先のことに対応する前に「どんな人材」が欲しいのかという点をきちんと明確にしていない企業が多いように思えます。

「とにかく優秀な人材が欲しい」と思う経営者の皆様の気持ちは良く分かるのですが、あわてて採用してしまうと結局のところ、せっかく採用した人材が辞めて行ってしまうと言う残念な結果になりかねません。

そこで、まずは企業の中長期の方針を考え、それに合う人材像を考えておきたいところです。

震災後の世の中の価値観の変化から、職場の中、あるいは地域社会における「つながり」を重視している若者も多く、企業内での活発なコミュニケーションなどを求めていることを忘れてはなりません。

ES組織づくりを通して、つながりを大切にする企業文化であることを、企業として発信していくことも重要です。

未来の組織を担う人材採用においては、企業の中長期の目標をしっかりと見据えたうえで欲しい人材像を決め、またせっかく入社した新入社員にきちんと長期にわたって働いてもらうためにも社内の受け入れ態勢を作らねばなりません。