これからの変化が激しく、またソーシャル(社会)との対話を持つ必要がある時代ではトライバルチームの重要性が増してくる。

トライバルチームの特徴は以前も既に述べたことがあるので、ここでは一つ一つを詳細には解説しませんが、従来のヒエラルキー(階層型)組織に比べて高い柔軟性があります。

トライバルチームの柔軟性

従来型組織というのは、トップダウン方式ですから、どうしても指示を出すリーダー(上司)の能力に依存してしまうところがあります。

もちろん、これまでの社会情勢であれば従来型組織であっても充分対応することができましたし、生産性の高い組織ですから効率も非常に高いものがありました。

しかし、社会情勢は変化し、猫の目のようにクルクルと状況が変わってしまう世の中では、どんなに優秀なリーダーであっても、その全てに対応できるような圧倒的な知識と社会に対する洞察力、そして決断力を兼ね備えていることは不可能に近いのです。

その点、トライバルチームの場合、図の下にあるように状況に合わせてリーダーの役割をする人物が変わります。

従来型組織では、リーダーが「あの島までオールで漕いで行く」と状況をみて判断を下しますが、トライバルチームの場合には、「オールで漕ぐのが良い」「泳いでいける」「いやいや、風が出てきたからヨットが良い」のように状況に応じてメンバーが対話を繰り返し行動をしながら最適な選択をするのです。

こうして見てみるとトライバルチームの運営には対話が必要となり、従来型組織に比べて非常に効率が悪いように見えることに気がつくと思います。

しかし、変化が激しくさらに複雑に多様化してしまった現在ではトライバルチームのように対話を繰り返しながら進む組織の方が結果として「社会の要請する声(社会情勢)」により素早く対応することが出来るのです。