■7つ道具―コミュニティウェイ■

 

目には見えない組織の価値=ソーシャルキャピタルとは何か?

ソーシャルキャピタルとは、社会資本や共感資本と翻訳される新しい価値です。

ハーバード大学ケネディスクール教授のロバート・パットナム氏によれば、

「ソーシャルキャピタルとは社会組織における社交ネットワークの規範や社会的信頼関係であり、お互いの利益目標を達成するために行動を調整、協力を促進することを可能にしたものである。」

と定義づけられています。

とはいっても、これでは何のことか分かりませんよね。

これをすごく簡単に言ってしまうと、私たちを取り巻く社会と言うのは人と人が相互につながって出来上がっています。また、私たちは社会が無ければ生きて行くことができません。

そのため、社会を作り上げる「つながり」の力をソーシャルキャピタルと呼んでいるのです。

さて、企業経営に話を移していきたいと思います。

私たちが働いている企業もひとつの社会を形成しています。

社員間の関係性もありますし、お客様や取引している協力企業などとの関係もひとつの社会と言えます。

そして、この企業社会の中で必要になるソーシャルキャピタルにはいくつかの種類があります。

以下にその種類を紹介致します。

■知識資本

社会の内部に貯められた知識や知恵の量

■関係資本

人・地域・環境との関わり度合い

■信頼資本

関わり合いから生まれる信頼感

■評判資本

信頼を踏まえた持続的な評価

これらの資本は独立しているというよりも、それぞれが密接に関連しあって価値を創り出します。

企業において社内のコミュニティに限らず人と人が接している場面では必ずソーシャルキャピタルが発生していきます。

このソーシャルキャピタルを企業の新しい価値として取り入れるのであれば、コミュニティ全体を統合するウェイ(方針)=コミュニティウェイが必要になるのです。