1990年台を境に、経済環境がまったく変わっています。

私たちはよく「今までのやり方を踏襲している」と言いますが、経済環境が右肩上がりのところから、90年代から平行線かマイナスになっていることがわかります。

こういうような状態なのに、まだ当時と同じような組織風土でやっている。

これではイノベーション、新しいビジネスが生まれてくる訳がありません。

 

弊社は、農家のお客さんが多くいます。

農業はローカル産業の中でも裾野が広くて、農業が活性化することで地域を活性化すると思っていますので、私は応援しているのですが、弊社でも半分お遊びというかちょっと真剣に農業のマネゴトをやっています。

今、農園を越谷と春日部に持っていますが、越谷で出来る農作物と春日部出来る農作物は全然違う。要は、平地で出来る農作物と高山で出来る農作物と同じくらいに土壌が変わってしまっている、または周りの環境が変わってしまっています。

無理して、高原野菜を作るべき畑に、平地で作る野菜を作っているようなもので、これではやっぱり上手くいきませんでした。

 

まさに、経営のOSが古いのです。

 

いくらOSが古いコンピューターで「働き方変革」だとか「イノベーションを起こそう」という新しいソフトを導入しても、そのシステムは動きません。これと同じような現象が、今いろんな会社に起きているのかなと感じます。

 

1990年代までの間は、「PDCAをしっかり回し、規律から外れないようにする。または分業でやっていく方が効率がいい。」こういう時代でした。しかしながら、この考え方では、これからは新しい芽は生まれてこない。

 

これからは「用途効率」ではなく、「創発」というのが会社の新しい基盤になる。PDCAを効率よく回すというのが、会社の中では今までは大切な仕事だった。しかしながらこれからは、創発、どれだけ新しい物を生み出す芽が会社の中にあるかが大切になります。

 

グーグルというのは今、約2000のいろんな企画が持ち上がっています。

その中で世の中に出ているのは、たったの300とか400ぐらいです。今、グーグルとして我々が目にしているサービスはほんの一部。常にイノベーションの芽が出てきています。この「創発」が企業の新たな競争力になっています。