非正規社員と限定社員混在による労・労対立問題


働き方の多様化。周辺の業務をやっている非正規社員と期間社員と言われる正社員の方。ここがもうダブってしまっている。このところが一つの大きな問題になってきます。

例えば、ユニクロだとか、またはスターバックスというのは、そういった問題について会社の戦略と合わせて積極的に対策をしています。

実は、帝国ホテルも限定正社員をけっこう導入しているようです。東京エリアの限定正社員、大阪の地域限定社員、職種限定。

あと、モスバーガー。高齢者を活用していることで有名ですが、全国エリアを回るN社員さんと、社内の移動だけのエリア社員というA社員さん、それと自宅通勤の限定社員さんの地元重視のJ社員とか、このように分けているようです。

多分、高齢者はこのJ社員が多いのではないかと思いますが、どのようにコースを分けていくのか、こんなところをこれから考えていきたいと思っています。その前に、なぜこのような問題が起きているのかというと、学者曰く、昭和型正社員と、私も昭和型正社員ですから、嫌な言い方だと思うんですけども、基本的には「いつでもどこでもなんでもやります正社員」なんですよ。これはこれで、前まではすごく良かった。基本的に会社側もいいですし、「いつでもどこでもなんでもやるんだから、ちょっと大変なことがあるかもしれないけども、その代わり雇用は保証してあげますよ、だから悪いけど頑張ってね」というのが、無期雇用・無限定で「解雇しませんよ。雇用保証しますよ」という、この鉄の三角形でした。しかし、これを国としてはなんとしても壊さなくてはいけません。