変化が激しい時代

これからの社会は、前近代的な「世間」がまた復活をしてきます。今のビジネスはすでに、約70%はデジタルで完了してしまっていると言われています。いかにコミュニティに対して真摯に向き合っているか、このような、これからの組織というのはピラミッド型からネットワーク型の組織に変わっていきます。

 

会社を壊し、分散型組織へ

官僚主義、または作業効率と生産性というモノを評価する時代から、分散型の組織になって個人の内的動機が重視される時代へと変容しています。イノベーションを評価する組織へと変容するために、まずは「会社の壊し方」について解説します。IBM社が復活をしたキッカケは、「会社のさまざまな壁を壊す」ことで組織の在り方が変化したことにありました。

 

第1の壁 上司の壁を壊すには

イノベーションを評価する組織は、社員がフローな状態にあります。しかし、社員がフローな状態になれない、5つの壁が存在します。〈上司の壁〉〈組織の壁〉〈文化の壁〉〈バカの壁〉〈人事の壁〉まずは、第一の壁〈上司の壁〉。社員から、「専門分野の勉強をしたいです」と言われたら、社長や上司は何と答えていますか?

 

第2の壁 部門の壁を壊すには

第2の壁〈部門の壁〉。いまやイノベーションを起こし続けている日産が停滞を打破したのは、ゴーン会長の改革でした。ヒエラルキー型組織ではなく横のつながりの組織をつくりあげたことで変化がおこりました。企業がイノベーションを起こす上で重要になるのは、十分な自発性。自発性を発揮することで、社会性を織り込んだ商品が生み出されます。

 

部門の壁を壊すオフサイトミーティング

部門の壁を壊すツールとして、オフサイトミーティングがあります。オフサイトミーティングは、本質的な質問を投げかけながら、内的動機を高め合っていく活動のことをいいます。日常の対話ではなかなか話さないような内容を問いかけ、真面目な雑談ができる機会をつくることで、偶発的では知り合えないことを知り合うことを目的とします。

 

第3の壁 文化の壁を壊すには

第3の壁〈文化の壁〉。イノベーションが起きる組織への変容において、「何を捨てるのか」を選択することが難しい。実は、新しいコトを起こす以上に、撤退がものすごく重要になってきます。会社の中にある「馬鹿げたルール」を潰していこうという考えで、現場に権限を移譲する方法など話し合うと、組織全体の行動が変容していきます。

 

第4の壁 バカの壁を壊すには

第4の壁〈バカの壁〉。バカの壁とはつまり、「頭でっかちで行動しない」ということ。ソフトスキルも重要ですが、レジリエンスという、折れない柔軟な精神が大切です。レジリエンスを養うためには、現場に社員をどんどん出していき権限を委譲し、体験を積む機会をつくるということが大切になります。

 

第5の壁 人事の壁を壊すには

第5の壁〈人事の壁〉。これからは、副業解禁やリモートワーク、NPOの活動への参画など、働き方が大きく変わっていきます。お金のつながりで動くこれまでの会社組織から、お金ではなくおもいで動く「非営利」の会社組織、つまり「両利き」の経営をしていくことが、大切になります。では、その感覚をいかに社員それぞれに醸成していくのでしょうか。