クレドの大切さ


皆さんの会社には、クレドはありますか?クレドとは“信条”“心がまえ”の意味で、日々の仕事をする上での判断軸・支えとなるものです。

弊社にもクレドがあり、メンバー全員が常に持ち歩いています。例えば、社員が何か問題にぶち当たった時に、クレドに記されている言葉を基準として判断し、メンバーが互いに確認し合うということをしてします。

クレドの言葉の中には「心の次は言葉だよ、行動だよ、そうすると習慣になりますよ」というように、まさに言葉と行動の原則が示されています。

弊社でいうと、1番最初は「心の支柱になる」2番目は「ワクワク感を提供する」3番目は「ロイヤルティと誇りを持つ」4番目が「生産性を上げる」。自社の文化を創り上げている行動や言葉をしっかりと根付かせていくためのガイドラインとして大切になります。

それぞれの会社で、会社を舞台にした「成功体験」「自分自身が成長した体験」を一人ひとりが持っています。それらを共有し「いったいウチの会社に居てどんな幸せをつかむのかな」と想像し対話を重ねることで、共通言語や行動の原則を取り出して、クレドをつくっていくのです。

「標準語」と「方言」の違いと同じです。

標準語というのは学校で教えるものなので、日本全国、皆が知っています。しかし、方言は教えられるものではなく、生活の中で身に付くものです。

会社の文化も、教えられるものではなくて、身に付くものです。この違いをクレドを通して認識を創っていく。マニュアルにはできないものです。

牛丼屋やピザ屋のバカげたアルバイトを含めて、このクレドを創っていくことによって「現場感覚」を養い、会社の文化を体現した社員、現場への接点に投資をしていきます。

クレドと連動して、ありがとう運動やNGワード撲滅運動を推進すると、より社風が醸成されていきます。NGワード撲滅運動とは、ネガティブな言葉やダラダラして周りに悪影響を与える行動などを自らが掲げ、職場内で共有し、「お互いに見ている」という良い緊張感(ピアプレッシャー)のもとで減らしていこうという組織風土改善のための施策です。

また、ワークという社内通貨をクレドに基づいた行動をした人に渡し、職場内で流通していくというようなことをやっています。まずクレドの活動が基点となり、そこからどんどん壁を壊していくのです。