KPIで会社の見える化
継続的なイノベーションを起こすためには、情報の見える化とビジネスモデルのつくり方の共有が重要です。
この2つを推進するために、
・提案システム
・スケジュール管理
・助け合い・目標の共有
・KPI(Key Performance Indicator)
上記の4つを整える必要があります。
KPIを設定することで、評価尺度や様々な情報を見える化していきます。
評価尺度は、売上げや市場占有率というところから、新規のアイデアの数、顧客のリピート率、マインドなどに切り替えていく必要があります。
「浅草のお土産はっていうのはどこ?」「満願堂」
「寒天と言えばどこ?」「かんてんぱぱ伊那食品工業」
「近畿のタクシー会社どこ?」「近畿タクシー」
このように想起されるかどうかをKPIに盛り込んでいきます。
KPIを設定して、重要な目標数値を達成しようと注目されていますが、ザッポスでは、マズローの欲求5段階説について、社員の幸せとお客さんの幸せについてのKPIを設定しています。ここで大切なことは、このKPIという指標は、あくまでもチームや社員を管理するためではなくて、自発的に意思決定し、行動するためのものであるということです。
なので、人事評価に結びつけていません。ここが一つのポイントです。
人事考課をやらないので、人事評価を結びつけることもしません。
では、評価に結びつかないのに、なぜ社員はKPIに向けて動くのか?それは、KPIを公表することによって、社員の同調性、ピアプレッシャーを与えているからです。
「自分ばっかり給料をもらっているとまずいな、この分はAさんの方が一生懸命やっているからAさんの給料上げた方がいいんじゃないのか」
「来年度、新しいことをやりたいから、自分たちばかり給料もらっていては、まずいんじゃないの?」。
このような、ピアプレッシャーを働かせながら仕事をしています。