ES組織開発の実践者のための教養講座

現代社会を生きる個と組織の変容を後押しする私たち自身が、教養を身につけ知性を高めて深く物事の本質を捉えられるように育ち続ける場、それが「TERAKOYA」です。

多様で複雑な時代、例えばダイバーシティが進む職場の中でコンフリクトが生じた時に、それらを解消する第三の案を導き出せるような「視野・視点・視座」を身につける。
あるいは、イノベーションを推し進めるチームで、さまざまな変化にもしなやかに対応できるマインドセットを身につける。
個々の人間性を高め、自ずと動き続ける生命体としての組織でしなやかにはたらき続ける形をつくるために、まずは私たち自身が”あり方”を整えていく必要があります。

”学び”は学校を出て終わりではありません。
社会に出たからこそ、さらに一歩を踏み出し未来思考で境を越えて学び続けていきましょう。

シリーズⅠ  東洋哲学に学ぶリーダーのための”人と組織の変容プロセス”

●ゲスト:飯田吉宏 氏(孚事務所株式会社 代表取締役/社会保険労務士・中国古典講師)
●課題図書『渋沢栄一の経営教室 Sクラス』(日本経済新聞出版社/香取俊介・田中渉 著)1,600円
:『論語』をベースにした経営哲学で「道徳経済同一説」を唱えた渋沢栄一氏。その教えを随所に盛り込んだストーリー仕立ての一冊は、発酵型読書会形式により複数名で読み込むことで気づきを深められます。


シリーズⅡ 自然経営「ティール組織」で生まれる幸せな職場とは?

武井浩三氏が創業したダイヤモンドメディアは、創業以来10年以上にわたり、次世代ティール組織(自然経営)を模索し、実践しながら成長を続けてきています。フレデリック・ラルー氏が著し、日本を含めた世界的ベストセラーになった「ティール組織」でも日本の企業として唯一紹介されています。昨年来、大きな話題となって各社で取り入れる取り組みが行われつつあるこの次世代組織の本質について、武井氏の実践の記録である本書を読み解きながら、日本における新しいし幸せな組織の在り方を考えてみたいと思います。
特別講義(最終回)ゲスト:武井浩三氏


シリーズⅢ 「資本主義の崩壊が始まる」

●ゲスト:野田 聖二氏(エコノミスト)
●課題図書『2018年 資本主義の崩壊が始まる』/ かんき出版

働き方改革による表面的な生産性向上の弊害、個人主義を突き詰めることによる組織のエントロピー増大の流れ、部分最適ではなく全体性を意識する必要性など、人事・組織の視点からも捉え、理解を深めます。


シリーズⅣ 「これからの組織開発を考える」

●課題図書『入門 組織開発~活き活きと働ける職場をつくる~』/著者:中村 和彦 (光文社新書)

組織開発の入門書にしてバイブル的存在でもある中村和彦先生の『入門 組織開発』 全4回のオンライン読書会です。はじめての人も、実践者も・・・組織開発の基礎を皆で一緒に学び合います。



シリーズⅤ「“幸せ視点”で考えるしなやかな経営とは?」

●課題図書『業界破壊企業 第二のGAFAを狙う革新者たち 』
●著者/初回・最終回ゲスト:斉藤 徹 氏 

「幸せ」は組織として一律に定義することはできません。自分たちにとっての「幸せ」とは何なのか、体験を共有し相互に対話をしながら共通善を創り上げていくこと。そのような”新しい社会における真善美を考える場”として、学びを共にしていきたいと思います。



シリーズⅥ「地域のつながりを起点とした幸せな経済のまわしかた」

●課題図書『経済成長なき幸福国家論』
●OPゲスト:株式会社前田牧場 専務取締役 前田 智恵子氏
●第1回特別講義ゲスト:ジャーナリスト 浅川 芳裕 氏 
物理的な距離が生じる中でいかにつながりを感じながら共同体感覚を持って日々の仕事に取り組めるかが課題となるコロナ渦において、資本主義の枠組みを越え、経済がまわり、価値を生み出している地域を舞台にした新しい働くかたちについて学び、それぞれのフィールドで実践する機会にできればと思います。



シリーズⅦ「最適化社会における生命論的組織のあり方」

●課題図書『最適化社会における生命論的組織のあり方』
●特別講演ゲスト: 二之湯武史氏

コロナ禍で起きた働き方や生活様式における変化と共に、経済や社会システムそのものにひずみが生じているいま。この先、こころの豊かさや自然との共生といった目には見えない感性が大切にされる最適化社会に向けて、わたしたちはどのように歩んでいくべきなのか。特に「組織」「働くかたち」という視点から、著書による特別講演を踏まえて、皆さんと理解を深めていきたいと思います。





シリーズⅧ「ありがとうを運ぶお金の話」

●課題図書『 あたらしいお金の教科書 』
●特別講演ゲスト: 新井 和宏 氏

お金の価値・意味は、お金では手に入らないものの価値・意味をも知るからこそ、真に理解できることでもあります。そして、お金を手に入れることが目的ではなく、幸せに生きる・真に豊かな生き方を実現するために手段としてお金が存在するのだ、ということも理解する必要があります。 次世代の子どもたちへ向けた新刊『新しいおかねの教科書』をテーマに、暮らしとはたらくの”これから”について、皆さんと考えていきたいと思います。