目に見える世界と見えない世界


今までの右肩上がり、工業化社会の中でのマネジメント手法で事業を回していく。

これまでの世界というのは、「目に見える」社内のことをマネジメントしています。

しかしながら今は社外とのコラボレーションが大切で、まさに「目に見えない」マネジメントが重要です。

例えば、メンタル不全。プライベートの勤務時間外でも、この人が家庭の中でどのようなことになっているのか、このようなことが実は大きな影響を受けています。

また、事務所内、一つのチームだけでは会社の中での問題は解決出来ない。お客さんのコミッション活動は出来ない。外部との接点が重要になってきます。

また、正社員だけをみていればよい時代でもなくなってきました。正社員の人事制度、就業規則がある会社は多いですが、パートさんやアルバイトなど非正規の方を対象にした人事制度がある会社は非常に少ないです。しかし、法改正によって、2018年4月1日からはパートさんの中で5年以上勤めた人は全員無期転換になってしまいます。

実際、積極的に正社員への転換や非正規雇用の方の就業規則作成に取り組んでいるユニクロやスターバックスコーヒー、ロフトなどの会社は、今、どんどん伸びています

また、皆さんの会社の人事制度では、職能給だとか、役割給だとか、賃金がそれぞれ決まっているので、それ以上の仕事はしないという仕組みになっています。この仕事でいくらと相場が決まっているので、他の仕事はしないのです。

他部署との恊働や勤務時間内の自己啓発や自宅学習、ダイバーシティによる新たな戦力の向上、社外での活動など、「目に見えない」部分のマネジメントをどのように考えていくのかが大切な点になってきます。