年俸制適用者への内定通知書


近年一般化してきたキャリア採用は、 賃金の見直しをやりやすくしておくために個別に年俸制の契約を結ぶことを検討すべきである。内定の時に具体的な賃金制度も含めて書面で提示をすべきであろう。内定通知書には、出社日時と準備しておく書類を明記。また、内定取り消し事由・年俸や給与体系の詳細に加えて、賃金の見直しについても記載しておく必要がある。

内定通知書の内容に合意し入社を承諾がもらえる場合には、内定承諾書に署名をもらい、会社と本人と 1 通ずつ保管しておく。必要な人材を高額な給与で中途採用することも珍しくなくなっている現状で、お互い入社前 に条件などを話し合い、決定事項を内定通知書などで書面として交わしておくことが重要となる。

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執筆者: 畑中義雄