地域と地続きである中小企業がコミュニティ型組織となり、その事業や活動を通して社会的な価値創出・課題解決を実現し、地域の中を循環していく。

そのようなコミュニティ経営のあり方について、さまざまな経営者の実践知をお伺いしています。

Vol.1-石井造園株式会社 代表取締役 石井直樹さん

これからの中小企業が歩む道を考えるトークセッション

このコーナーは、弊社が発刊する書籍『コミュニティ経営のすすめーあいだのある組織の作りかた』を題材に、これからの中小企業の職場の未来像を描いていく、“はたらく”に関わる専門家たちの対話の場です。

Vol.1 コミュニティ経営のすすめ

「はじめに&序章」を取り上げ、社会保険労務士 岩野麻子さん、社会保険労務士/ライター 三原明日香さん、弊社パートナー行政書士 矢尾板の3人の専門家が語り合います。
“コミュニティ”にフォーカスしながら、コミュニティという言葉の捉え方、職場での向き合い方、コミュニティ経営の視点について、お話しています。

めまぐるしい社会情勢の中で、中小企業はどのような道筋を歩んでいけばよいのか、それぞれの視点からの緩やかな対話の場をぜひお楽しみください。

Vol.2 コミュニティ経営という視点から個のあり方や地域の健全性にフォーカスする

「第三章&第四章」を取り上げ、企画・編集・ライター/キャリアデザイナー 土谷真喜子さん、社会保険労務士 清水秀城さん、株式会社Share Re Green代表取締役 瀬戸山匠さんの3人の専門家が語り合います。

「今企業にとってどんな状況が起きているか?」というお話から、「コミュニティ経営」、すなわち”身体性を伴ったつながりの場と、地域の持続的な健全性に配慮していくことを探求していく営み”は実現可能か?という問いのもと、対談が進んでいきました。それぞれに歩んできた、お三方の実践やキャリアと絡めながら、これからの組織や個のあり方について語り合いました。

また、有限会社 人事・労務の出島として、コミュニティの探求の場である日本ES開発協会や、903シティファーム推進協議会に携わっている皆さんだからこそ、3人のメガネを通して見える私たちのあり方を知ることができた時間でした。

Vol.3 職場を生命体的な組織として捉えてみた時に大切なこと

中小企業診断士 川口朋秀さん、社会保険労務士 佃奈穂さん、弊社金野の3人の専門家が語り合います。

「“コミュニティ経営”という言葉の定義を聴いたとき、どんなことが思い浮かぶか?」
「どうしたら、多様な一人ひとりが生かされて、それぞれが幸せに働けるのだろう?」(あとがきを寄せて頂いた田原さんの問い)
そんな問いかけのもと、“生命体的”組織とはどんなものかという視点から、身体性、顔が見える関係性、ティール、非ピラミッド型の組織といったキーワードが出ながら、多様な側面で対話が進んでいきました。

「社内でいかに情報を共有していくか」という話もありましたが、会社を1つのコミュニティと捉え、個と組織の間をつなぐ”共”をどのようにつくっていくかというメガネをかけることで、自ずと組織や経営の見え方が変わってくるのではないかと思います。

決して答えや正解があるものではないからこそ、一人ひとりが問い続けられること、また共に問いかけ合える関係性や土壌があることが大切であると、改めて気づきを頂いた時間でした。

Vol.4 身体性を伴ったコミュニティをいまどう捉え直すか

「身体性を伴ったコミュニティをいまどう捉え直すか」をテーマに 企画・編集・ライター/キャリアデザイナー 土谷真喜子さん、社会保険労務士 大沼恭子さん、社会保険労務士 髙山正さんの3人の専門家が語り合います。

「コミュニティ経営の定義を聴いて、どのように感じるか?」
「日々の仕事における、経営や組織の変化について」
「業務や仕事において、社労士として心がけていること」
様々な問いかけのもと、対話が進んでいきました。

コミュニティ経営の定義に「身体性を伴ったつながり」という言葉がありますが、コロナ禍を経てオンラインの可能性が高まったことにより、リアルのあり方自体が変化している。“非言語”が重要ではないか。社会の変化が相まって、組織のカタチや個人の働き方が変化してきている。そんな議論が交わされました。

個と場(組織)が互いに影響し合い、個と組織、それぞれの自律性が自然に生まれ出すような経営のあり方が、これからの時代に求められているのではないかと感じました。