畑仕事ってマインドフルネスかも


畑仕事をしていると、ふと時計を見て、
「え!もうこんな時間!?」と叫びたくなるときがある。

草取りや草刈り、耕運機など、案外単純な仕事をしているときにその現象に陥ることが多いように思う。

そんなときはたいてい、土の表面を見ているだけでなく、土の中がどのようになっているのか、葉や実になにか変化がないか、など、想像したり観察していることが多い。

話は変わりますが、先日、宇都宮にある光琳寺へ井上副住職のお話を聞きにいきました。

井上副住職は、人気テレビ番組「ぶっちゃけ寺」にも出演する方で、宗教学だけでなく心理学も学び、仏教や瞑想をメディアを通してわかりやすく伝えているちょっと変わった親しみやすい方です。

訪問のメインテーマは、「マインドフルネスについて学ぶ」こと。

素晴らしく面白いお話、経験が短い時間の中でたくさんありましたが、一番大きな衝撃は、瞑想、マインドフルネスは、
「無の状態になる」ということではなく、「1つのことに集中する」ことだったということでした。

実際に、井上副住職から渡されたのは、アーモンドチョコ。

うん、大好物。

しかし、井上住職からは
「これを5分間かけて食べてください」
と説明が一言。

これ、簡単そうに聞こえますが、とても難しいことなのです。

5分間、じっくり、変化を感じながらただアーモンドチョコを食べていただけなのですが、いくつもの小さな発見がありました。

観察、洞察をするだけの5分間。
そう、まさにこれがマインドフルネスなのだそうです。
集中→雑念→気づく→戻す→集中、、、
この繰り返しの5分間でした。

さて、話を戻すと、
おそらく、畑での集中した時間も、まさしくマインドフルネス、の状態だったのではないかと、今振り返ると思います。

「農」の生み出す価値は、農作物という成果物だけではない。

そのプロセスも、価値そのものなのだ。

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