里山十帖にみるペルソナのつくり方~デザイン思考~〈”イノベーターシップ”シリーズ第4回〉


先日、明日備=遊びと題して、新潟県南魚沼市にある人気宿「里山十帖」に訪れました。
その里山十帖が創られる過程では、3000の宿泊の体験、あらゆる顧客層をイメージ、徹底した検証・考察を行うところからスタートしたと言います。何度もの“内省”を繰り返したのです。

その後は、自分の中に形成された複数の人物から必要とする人物を描きとり、共感する価値、共感ポイントを探り、意識共同体の人格を創り上げ、アイディアをつくっていきました。

■「認知のメガネをかけ替える~私自身が普段心掛けていること~」

大前研一さんは、著書『「0から1」の発想術』で、「日頃から自分の扱っている仕事を、2つ職位を上げて考える癖をつけるべきなのだ。」としています。
発想するレベルによって思考回路が異なる。自分のレベルで考えているだけでは、そこで袋小路に陥っていることが多く、また、1つだけ上げると、自分の直属の上司になってしまうので、どうしても発想が鈍る。2つ上の立場で考えるのです。
成功者たちの多くが、若い頃に「師」との出会いがあったというのも納得のいく点です。
田坂広志さんは、著書『仕事の報酬とは何か。』で、師匠と出会う必要性や呼吸・着眼・心得をどのように会得していくかを指南しています。プロフェッショナルとしての能力を高めていく最も大切な方法は、優れた「師匠」を見つけること。プロフェッショナルの能力というものは、そもそも「言葉で表せない智恵」であり「直伝」するものだと。
私は「行政書士」ですが、ローカルを大切な舞台に新たなはたらくを生み出している「師」のレベルで考えることを心掛けています。いわゆる「行政書士」のメガネから「師」のメガネにかけ替え、普段使わない脳の違う部分を使い、「行政書士」以上の新たな価値を生み出す為です。

例えば、今日は、「新しいはたらくカタチ」を実践している地域貢献企業の経営者、尾堤社長の大切にしているおもい「1.楽しいのかどうか 2.続けることが出来るか 3.正しいと思えるのか」を、一日実践します。

具体的な人物像に迫るこの実践により、自分がやるべきことがかなりリアルに見えてくるはずです。常に上の立場で考えるスタンスは、ビジネスマンの思考を深めてくれる。こうした「認知のメガネをかけ替える」トレーニングは、リーダーになった時に大いに役に立ちます。