今ここ。内省の大切さ
オフサイトミーティングは、有志が集まって本質的な質問を投げかけながら、内的動機を皆で高め合っていく活動のことをいいます。
例えば、
「『どうしたらお客様がもっと安心出来る生活や良い暮らしが出来るだろうか』と常に考えていますか」という真面目な質問を投げかけ、メンバーで意見を出し合います。
「何のために仕事をしているか」や、「将来のキャリアビジョン」いわゆる「人生の目的」など、普段なかなか考える機会がない本質的なことを考え、共有するミーティングです。
内的動機の問いかけに近いです。
お酒の席でもなかなか話さないような内容なので、真面目な雑談ができる機会をつくらない限り、偶発的には知り合うことができないことでしょう。
「そうそう、それ俺もやりたいんだよね」「よしじゃあ部活作ろうか」「じゃあ会社に新しい企画投げてみよう」など、新しいコトが起きるキッカケになります。
会社の中で、様々なトラブルや悩みがあります。
仕事だけのことに限らず、ワークスタイル全般のことについて。それだけでなく、その人の生活のことも絡み、伝わってくることがあります。
ある学者さんは、
「仕事というのは上司によって教えることが出来ますが、大人が成長するためには“上司”じゃ駄目なんですよ。師匠(メンター)でないと教えることができません。」と言っています。
たしかに、仕事というのは直属の上司が教えます。また、精神的な部分は仲間が支援してくれます。しかし、内面的な成長というのは、上司や仲間では促すことができません。師匠、メンターの存在、それと部下の存在、そして内的動機、仕事の意味でつながっているチームの存在というのが必要なのだと、その学者さんは言っています。
「大人というのはなかなか成長しないんだよ」ということです。
内的支援にはそういったメンターの存在がとても大切になります。