常に挑戦し限界の幅を広げるオープンマインド

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NPO法人横浜コミュニティデザイン・ラボ 代表理事 杉浦裕樹氏

ー実践者が語る成長し続けるサイクルとは?ー

街づくりのNPOラボ(NPO法人横浜コミュニティー・デザインラボ)の代表理事をされながら、横浜経済新聞(ネット新聞)を2004年から11年編集長を勤められ、横浜のニュースを毎日集めて発信されている杉浦裕樹代表理事。

そんな中、2011年からシェアオフィスとして「さくらWORKS」を運営されています。

シェアオフィスが流行る前から、さくらWORKSを運営されており、何故そのようなことができたのか?その秘訣について、お伺いしました。

・学ぶことが行動ではなく、行動自体が学び

1つ1つのことをプロジェクトとして考えて、じっくり準備して周到に用意する間に時間が流れちゃって、いろいろ環境が整わない。だからできない。

僕らの場合は、どちらかと言うと学びながらちょっとやってみる。

そこからサイクルが回り始める。

LEARNのフェーズからMAKEのフェーズに。

実際にアクションのフェイズに移っていく。「いけそうだな。転がっていくな。」「これは実際に続いていくな。」となれば、その先にアクションが続いていく。

組織のメンバーだけではできないことがほとんどで、そこに必ずそのような人たちが参加してくる。そのサイクルが大きく広がっていって、成り立っていく。成立していく。そんなプロセスなのかな。

・文化を乗り越えて、繋がる方法

結局、寛容ってことがある。

何かを許す、認める。そのためには、一人一人の違いに対して、どう言う認識を持つかが、大事だと思う。

オープンであるってことは、色んな困難を伴うことがある。

逆の言葉で言えば、「クローズド」がある。

それは、何かを拒んだり、排除したり、のぞいていったり。そういうサイクルがある。

オープンであると、いろんなことが来ますし、複雑性が増大したり、大変なことが増える。ある意味リスクが予想される。

そこはもう、バランス感覚が必要なんだと思うんですけど、ベーシックは「オープンである。」ってことがポイントなんだと思います。

・分からなかったことが分かり、出来なかったことが出来るようになるためには?

可能性を限定しちゃうことではなくて、常に広げていくことが大切だなと思う。

自分自身の可能性っていうこと。何かタスクがあって、「これは難しい。だめだ。」って早く思っちゃうと、できる範囲・やれる範囲でやるってことになっちゃう。

難しい。困難である。それは、事実認識としてそうなんだけど、「じゃあ、どうしたらできるかなあ?」を常に持ち続ける。これを調達するにはどうしたら良いんだろう。

人がいないからできないのか?

もっと情報・ノウハウがないからできないのか?常にサイクルの中で回していく。

その中で、必要なものを調達していく。今まで限界だな。無理だな。できないなあ。

「この条件の中では難しいよ。できないよ。」そういうことができたりすることがあると。そういう姿勢を持ち続けていることがやっぱり大事なんだなと。

調達するっていうのは、経営でいうところの外部経営資源ものだと思うんですけど、提供してくれる人もWIN-WINでお互いが成り立つようじゃないと出来ない。

杉浦代表は、動画内から強い父性を感じさせてくださいます。

LEARN・MAKE・SHAREも、男性性・女性性・男性性と成長の螺旋を登っていかれたのかもしれません。

その他にも、人間の認識・意識の変化やプロジェクトの広げ方等、様々な重要な視点を頂きました。