理念はどうやって作るのか?


先日理念の存在の良し悪しについてブログで書かせていただいたがその際に書き忘れたことがあったので追加で少し。

社員からこれは多いのですが、うちの会社は理念がない、理念をつくりたい。
あっても額縁に収まっているだけで飾りと一緒である。なんとかしたい。
そんな話である。

*弊社の経営理念

そこで私は理念はどこからやってくるかを先方の皆さんと考えてみる。
よくある経営コンサルタントは、社長の考えをヒアリングして体裁よくまとめて作る。
社長にどう作って良いかわからないというと他社の同業の理念も持ってきて参考にと
並べて作るわけだ。

こんなのは理念ではない!作るだけお金と時間の無駄だ!

理念は物語を紡ぐ詩である。
地域と社員そしてお客さんからの経験からの語りから生まれる詩。
そこに社長が命を吹き込む行為なのだ。

ちょっと大げさな物言いになってしまったが、社員一人ひとりのこの会社での成長の物語、お客さんとの経験や語らいの中から生まれてくる物語、そして地域の人たちとの笑顔から生まれてくるドラマに社長を中心に心に問いかけ、社員、お客さん、そして地域社会にとってどんな存在でいたいか、ありたいかに耳をすまし、胸に手をあてて立ち上ってくる思いを形にする一連の流れこそ理念生成のプロセスなのです。

理念は作るものでなく自然と立ち上ってくるもの!
ぜひ、立ち上ってくる環境を整え、その時がやってくるまでじっくりと待ちましょう。