組織の状態を見える化するダッシュボード「ハピネス5」


働く一人ひとりが自ら現場において意志をもって行動したり判断していきながら仕事と向き合い、組織に属していることに幸せ感を感じ、自律しつつも相互依存の関係性を築いていく―。
そのような「自律分散型組織」を目指すことは、この複雑でスピードの速い社会において変化にもしなやかに対応し持続的な経営を実現するために、重要な道筋であると言えます。

ピラミッド型から自律分散型の組織へ。

組織運営に変化をもたらすには、アプローチのしかたは二つあります。
一つは、人そのものにフォーカスすること。社長が変わる。リーダーが変わる。社員一人ひとりが変わる。
しかし、「過去と他人は変えられない」という言葉もあるように、人そのものが変化・成長するには、本人に変容意志がないと前へ進むことは難しく、いくら周りから変化しなさいと促してもひずみが生じるだけです。自ら課題意識をもってありたい姿を描き、そこに近づこうという意志をもって初めて、人の変化は促されるのです。
だからこそもう一方のアプローチ、つまり「人と人との関係性」を良くするための働きかけにも取り組むことで、組織全体の変化を後押しすることが重要です。

ダニエル・キム(マサチューセッツ工科大学教授)が提唱した「成功循環モデル」を踏まえると、人と人との関係性(人間関係)が良好だと、個々の思考が前向きになりオープンマインドで振る舞うことができます。それによって他者と連携をとったり新たにチャレンジしたりと、パフォーマンス高く行動することができます。そして、そのパフォーマンスの高さが結果の質に好影響をもたらす、というのが、好循環の成功サイクルです。しかし逆も然りで、人間関係が悪いと、互いに前向きな思考になりづらく、視野が狭まり、積極的な行動が生まれづらくなります。それが結果にも悪影響を及ぼす、という悪循環も起こり得るのです。

そこで、この「ハピネス5」では、組織運営において大切な「リーダーシップ」「コミュニケーション」「マインド」「ES」「SQ」という五つの指標について日々の状態を見える化すると共に、それぞれの指標が相互にどのように影響し合っているかなどを見出しながら、職場全体で課題意識を共有していきます。
クラウドシステムとして運用するため、社員一人ひとりが自身のスマホ・PCで診断した結果をリアルタイムで表示し、1on1ミーティングなどの対話の際に活用いただくことができ、内面にある言葉・職場の空気感・関係性の良しあしなど、見えづらいものを見えやすくし、組織改善を推し進めます。

「ハピネス5」で見える化したあとは、対話型の組織開発(クレボリューションプログラム、経験学習、質問会議、パターンランゲージ、行動変容プログラム、コンフリクトマネジメントなど)に取り組みながら、「IRODORI会議」や「1on1ミーティング」で個と組織の変容度合いを定点チェックしていきます。

【IRODORI会議

共に業務に取り組むメンバー(働き方・働く場が異なる多様なメンバー)が定期的に集まり、組織のコミュニケーションの状態やリーダーシップのあり方、個々のマインドの状態などをハピネス5指数に基づいて対話する場です。

診断型組織開発システムである「ハピネス5」によるデータ分析結果を見える化したダッシュボードの数値に基づいて、進行役の投げかけで個々の感じていること・考えていることを引き出し、それぞれの日々のふりかえりを行ない内省を促します。

◎A社の例=月一回、クレド推進メンバーでIRODORい会議(研修も兼ねて2時間程度)
◎B社の例=週一回、全社員でIRODORI会議(30分程度)

<IRODORI会議での対話・問いかけの視点>
✔部署間のカベはどのように壊すか?
✔マインドを高めるために工夫できることは?
✔一週間の中での出来事をどのように意味づけているか?
✔リーダーシップ力を発揮するために効率よいコミュニケーション方法とは?
✔越境リーダーは誰?
✔イノベーションを起こす業務においては、誰と誰のコミュニケーションを改善・強化すべきか?