大ちゃんの!わくわくワーク!第3回ゲスト:エコノミスト野田先生
第3回目のゲストは、歴史や生物学など、さまざまな観点からこれからの新しい経済を予測するエコノミストの野田聖二先生をお招きしました。
放送日 2017年6月26日(月)
放送時間 22 : 30 〜 23 : 00
放送局 エフエムこしがや 86.8 MHZ(放送範囲は東埼玉地域周辺)
再放送公開中↓
複雑性の増した社会において、未来を予測することは困難な時代となりました。
野田先生は、その複雑性のメカニズムを、「エントロピーの法則」という生命学的な視点を用いて解説しています。
「エントロピーの法則」というと、一見聞き慣れずとても難しい話かと思ってしまいますが、例えば、仕事をしているうちに、なぜか机が汚くなってしまっていたり、生活しているうちになぜか部屋が散らかってしまっていることはありませんか?(私は日常的によくあります)
まさに、これは「エントロピーが増大している」という状態です。エントロピーとは、「煩雑性」と訳される言葉で、多くのモノゴトは、自然と秩序を失い、煩雑性を増し、膨張していくものなのだと言います。
逆に、気がつかないうちに、「エントロピー減少」が起きていこともあります。
例えば、トマトは、土で育てるのと水で育てるの、どちらの方が多くの実をつけると思いますか?
答えは、「水」です。実は、土と重力がトマトの成長を阻害している。今回の収録の中にも、ハイポニカ農法という、いわゆる水耕栽培のお話が出てきます。
それと同じように、組織においてもエントロピー減少の状態は起きていて、気付かないうちに組織の成長やイノベーション、そして働き方変革を阻害している要因があります。
今回は、経済の視点から野田先生、組織・経営の視点から矢萩、ファシリテーター役を金野がつとめる、座談会形式での特別版で放送します。
- 生物学や歴史的な観点から「経済」について捉えるようになったきっかけ(野田先生)
- 「エントロピーの法則」とは(野田先生)
- エントロピーの法則を職場で置き換えると(矢萩)
- 複雑な課題に直面し、職場も個人も迷いに陥るいま、どのような観点で未来予測をすれば良いか(野田先生)
- シナリオプランニングは中小企業にとってどのように活かせるか(矢萩)
- 「地域単位」「地域基点」という視点で、私たちはどのようなことを意識して生きていけば良いか(野田先生)
- 働き方改革を進める前に大切なこと(矢萩)