人との関係性を築く、自分自身の客観視

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東京富士大学 イベントプロデュース学科助教 志塚昌紀氏

ー仕事が上手くいく秘訣は、まず楽しむこと。ー

東京富士大学で教員をされながら、地域に住んでいる市民と一緒にプロジェクトを組んで、博覧会という形でイベントのプランディングの仕事をされている

志塚先生。なぜ質の異なる仕事が舞い込むのか?その秘訣について伺った。

・自ら選んだことではなく、求めてくれる人がいたからやってこれた。

大学の教員をしているんですが、なりたかったからなっているわけではありません。

たまたまご縁があって、させて頂いたわけですけれども。

自ら選んだことではなく、私を求めてくれている人がいたから、やってこれたんですね。

僕自身も何か大きなもの。通常ビジネスを創っている人は、おおきな目標があって、マイルストーンを立ててこの時期にこういうものをたてていこうと段階的にたてているんですが、

僕の場合はそうではなくて、そのタイミングタイミングで、求めてくれる人が多くいた。

自分が思っている以上に、周りは自分の事をよく知っているんだなという印象です。周りがこいつに何をさせたいのか?とらえてもらえるよう行動しています。

僕、こんなにおいしいんだよ。ピチピチ新鮮なんだよ。こんな使い方もあるかもしれないんだよ。

使いやすい人間である、求められやすい人間であるように意識しているかなという気がします。

・助けてもらうことが、助けることができる自分になれる。

完璧だと丸だけど、ちょっと空いてるとそこがフックになって、色んな所に繫がることになるんじゃないですか。

助けることもあるけど、常に、助けて!って言える自分であるということが、巡り巡って助ける自分になれるんだなと。

助け助け合いという関係を創りながら、求め求められという関係につながっていくのかなと思います。

常に僕は、自分だけじゃなく周りにはこれだけたくさんの人がいるんだよ。ということをとても財産にしていますね。

・あこがれられる人よりかわいがられる人に。

学生にも言うんですが、どんなにスキルがあって、才能を持って、すごい人でも、かわいがられなくって、

ぜんぜんこう、出世していかない人って結構いるんですよね。

それよりも多少、能力が劣っていたとしても、周りから愛される人、この人と一緒に仕事をしている方がなんか楽しいなって思える人の方が

なんかいいですよね。

最近、ユーチューバーが面白いことやって、フォロワーになって、企業に目を付けられて。

あの人達だって、最初からお金を目的に始めたわけじゃなくて。

最初は、ただただなんとなく自分が楽しいから面白いからスタートして、それがたくさんの評価者を集めて、おっきなブームになっていったわけですよね。

自分がそれを如何に楽しめるか。自己満足でも楽しいと思うんですよね。

自分が楽しくやれるか?スタートして、共感者を集めていく。フォロワーを集めていく。

おのずと地域や社会や世界も変わっていくと思うんですよね。

志塚先生のお話は、これから働くすべての方にとって非常に重要なお話であると感じた。

楽しむ事、かわいがられること、求められることをすること。これらは、社会的自立において重要な行動指針といえる。